Precious coral SANSUI

ジュエリーの事、宝石珊瑚の事、そして地元高知の事 などなど・・・

解体ショ~ 

2011/07/29
Fri. 01:07


解体ショー、と言っても

マグロじゃないですよ

もちろん珊瑚

以前に紹介した赤ボケ珊瑚の原木の一部を加工するために

切断したところです

004a_20110728233900.jpg

以前の写真を見て、気が付いた人はいるでしょうか

実は

このピンク色の珊瑚の根元部分は赤い色をしているのです

岩にくっ付いていた部分

005a.jpg

これは、一度死んでしまった赤珊瑚を住処に

その上に、赤ボケ珊瑚が成長したもので

二代木と呼ばれますが、赤ボケ自体が珍しい珊瑚ですが

その二代木!超レアな原木です

ただ、問題は

一度死んでしまった物の上に、別の珊瑚が成長したと言う事で

断面が、あまり綺麗じゃない事が多いのです

ある程度は、想定して買っていますが

赤珊瑚がどこまで残っているのか

どの程度使えるのか

実際に切ってみないと分からない部分もあります

見える部分で、だいたいの判断をして

根元の少し上で切断すると

006a.jpg

二代木になっているのは、この辺りまでのようです

予定では、ここから綺麗なピンク色の珊瑚が取れる予定でしたが

小穴が沢山・・・ 

根元に近い部分は、二代木ではなくても

こういった、小穴がある事が多いです

海底に近いせいで、成長途中で海底の泥などが舞いあがった物が

付着するせいだと思いますが

大きなルースに綺麗な物が少ないのは、こういった事も有るからなのです


ただ、幸いにも少し上は綺麗な断面

010a.jpg

いいルースが出来そうです


そしてもう一つ気になるのが

赤ボケ珊瑚に包まれている赤珊瑚

根元部分、二番目の写真を見ると

もしかすると、綺麗な赤珊瑚が中に残っている可能性も

なんて事も

分かる人には分かるんです

で、一部を切断~

007a.jpg

009a.jpg

外側部分を削り取れば

使えそうです

赤とピンクが、まだらになっている感じですが

これはこれで、面白いものが出来そうです


珊瑚の原木は、同じ物は有りませんから

今までの経験の中から、内部を想像しながら

その珊瑚の美しさを、最も引き出せるように研磨していかなければなりません

同じ原木でも、場所によって状態も様々

人間の都合には合わせてもらえませんから

やみくもに加工したり、身勝手なデザインに合わせていたら

貴重な珊瑚を台無しにしてしまうことになりますね


今後は、ますます貴重になりそうですから

更に、経験や知識、技術が重要です

加工する側も、レベルアップしないといけませんね




ちなみに

断面にキズのあったピンク色の部分で造ったルースです

013a.jpg

裏側は、キズがありますが

表はとても綺麗な

クッションカットのようなルースが出来ました

014a.jpg


実物は、もっと綺麗ですよ 






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珊瑚の採取海域 

2011/07/06
Wed. 17:36


昨日、珊瑚の採取海域について少しお話したので

今日は、その補足を

現在、高知県では、室戸岬周辺と足摺岬周辺・宿毛湾近海の許可された海域のみで

採取がおこなわれています

下の地図の、左側が昨日紹介した足摺岬から宿毛湾

右側が室戸岬で、どちらも赤い線の内側が、採取が許可されている海域で

方位などによって、細かく決められています。

また、採取に使われるロープの長さも300メートルと決められています

船舶免許をお持ちの方なら分かると思いますが

真下に沈めても、潮の流れでロープは斜めになりますから実際は

300メートルよりも浅い海域でしか採取できませんので

あまり沖の方まで行っても、漁具が届かないと言う事になります

mfrxh001a3.jpg


覚えていますか?

昨日の紹介した釣りのポイントは、ちょうど足摺岬の先端あたり

110703_114329a.jpg

この写真の、後ろに映っている岬の先が境界線となり

それより向こうが許可されている海域となります

私が釣りをしていた所の沖は、禁止海域ということになります


今後は、期間や時間帯など、更に規制が厳しくなるそうです

ますます貴重な宝石となりそうですが

乱獲して、取りつくしてしまってはいけませんし

永く後世まで、綺麗な珊瑚の採れる海として、残していかないといけませんね。








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透明度判別機 完成~ 

2011/06/17
Fri. 18:55


時々、珊瑚の透明度の話をしますが

商品の写真で、その透明度の違いを表現するのが難しく

何かいい方法は無いかと考えていましたが

今回、その装置の開発に成功しました





タラララッタラー♪




珊瑚の透明度判別機~





011a.jpg


まぁ、今日のお昼に食べた中華丼のプラスチック容器に

2つ穴を開け、ライトの上に載せただけですが・・・笑

製作費 390円(中華丼)、製作時間 数分


012a_20110617175651.jpg


でも、これで透明度の違いがわかるんです

まずは、見慣れないと区別が付きにくい

地中海珊瑚と日本近海の赤珊瑚

それぞれを、穴の上に!

左は、バチカンが付いていますが地中海珊瑚

右が赤珊瑚、赤珊瑚の方が少し大きめで色も少し濃いです

普通なら、大きい方が光を通しにくいはずですが

部屋の電気を消し、下のライトを付けると

034a.jpg

まずは、横から

035a.jpg

そして、上から

シャッタースピードを遅くしているのでブレていますが

透明感のある赤珊瑚の方が明るく、光を通しているのが分かると思います

037a.jpg



ついでに

薄いピンク色の桃珊瑚(ボケ珊瑚)と

似たような、ピンク色のミス珊瑚

左が、ボケ珊瑚で右がミス珊瑚です


45.jpg

こちらも、透明感のあるミス珊瑚の方が明るいですね


実際には、個体差もありますし
また、同じサイズで同じような色の濃さで比較しないとダメでしょうが

なんとなく、種類によって透明度が違う事がお分かり頂けたと思います


さっそく試してみようと思った方もいるかもしれませんが

小さなお子様は真似しないように・・・って冗談ですが

あまり強いライトの上に長時間載せると、熱でヒが入ったりしますので

そのてんは注意して下さいね!





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遊び心 

2011/04/20
Wed. 23:30


今日は、遊び心で思いついたルースを、試しに作ってみました

ぐるりと周りに、ハートを互い違いに削りだし、中心には大きめの穴を開けました



003a.jpg

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チェーンを通して、ペンダントにと思っていますが

出来あがったルースを見ながら

ふと

ハートを同じ向きにしたらどうだろう?

なんて

試しに削ってみると、こんな形に

008a.jpg


中心にダイヤを入れて、チョコンとリングの上に乗っけると面白いかな?




このルースがいいかどうかは別ですが


実際に形にすると

試しに作った物からイメージが湧いて、また違う物が出来たり

紙の上や頭の中で考えていたら、微妙に違ったものになっていたような気がします

もしかしたら、もっといい物が思いつくかもしれませんが・・・笑


実際に手に持って削ることで、そこから別の発想が生まれたり

削りすぎて、修正しているうちに別の形を思いついたり!なんて事も

紙の上や頭の中とは違った、面白さが有りますね 










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国際宝飾展 Part2 

2011/01/31
Mon. 21:50


今日は、昨日お話したカメオの紹介をします


国際宝飾展の会場は東京ドームの4倍もあるそうで

出店業者も1300あまりと

全部見るには大変ですが

一通り用事を済まして、

展示してある商品を見ながら、ウロウロと

時折り気になる商品の前で足を止め、ジーッと見る事も

今回、カメオを仕入れたイタリアのブースもその一つですが

カメオを仕入れるつもりは、まったく無かったのですが

ショーケースに並んでいる商品を見つつ

何故か、奥に置いてあるトレーの中が気になり

見せてもらう事に

そこにあったのが、写真のカメオです

ブルーとピンク、そしてゴールドのラインのバランスがいい!


カメオ ロザリオ・メンネッラ

ブルーはトルコ石、ゴールドは18金、残念ながらピンクはピンクシェルだそうです

珊瑚ならよかったのになぁ、と思いつつ

珊瑚をこの薄さに削ると、色が飛んじゃうだろうなぁ

なんて、妙に納得

ただ、この配色が気に入ったので、購入~


せっかくなので、珊瑚をつかったものも1ヶ

こちらも18金のラインに、地中海珊瑚

こっちも美し~い

カメオ ロザリオ・メンネッラ


どちらも、ロザリオ・メンネッラという作家の作品だそうです

お互いに珊瑚の産地と言う事もあって

高知から来たと言うと『 OH!KOUCHI 』なんて驚いていましたが

出店されてた方も、通訳の方もとてもいい人で

ついつい長居してしまいましたが

いい買い物が出来たかな

でも不思議ですよね
ショーケースには、このシリーズは展示されていなかったので
トレーを見せてもらわなければ、出会わなかった訳ですから

サンゴが呼んでいたのでしょうか?(笑)

また、仕入れる事が出来ればいいですが
まずは、これが売れないと・・・

後は、枠しだいですね

最初は、冒険せずにあっさりの方がいいかと思っていますが
作る頃には、気が変わるかも(笑)



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2017-08